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津波にのまれた魚屋さん

2013.01.19.01:30




遠方からの来客があったので、車で5分ほどの坂を上がっていった

所にある魚屋さんへ行って、

お皿を持参してお刺身の盛り合わせを買ってきました。



震災前の魚屋さんの自宅は、海から数メートルしか離れていない所に

ありました。



震災後、魚屋さんの御家族の方が亡くなっています。



てっきり、魚屋さんのお母さんかと思っていたら、

年老いたお母さんはお元気とのこと。



震災前から、いつもご主人と妹さんがお店に出ています。



妹さんが、震災の時の様子をお話ししてくれました。



3月11日地震があったときに、ご主人とご主人のお母さんと妹さんが

お店にいらしたとのこと。



地震の後、

「すぐに津波がくるから海沿いにある自宅を見に行かなければならない」

と言って、店にお母さんを一人残して

ご主人と妹さんとで、車で自宅のある豊間にでかけて行きました。



ちょうど、

ご主人の奥さんも平に出かけて来ていて、

すぐに、

自宅に戻って行ったとのこと。



豊間の近くで、道路が陥没し、

大きな段差ができて車が動けない状態になってしまって、止まっていた。



そこに、ちょうどご主人の奥さんの車も行き会って、

ご主人は奥さんの車に乗り換えて別の道から自宅に帰っていった。



妹さんも、遅れて自宅に戻って行った。


その時、

津波でみんながこちらに向かって走ってくるのに、

妹さんは状況が飲み込めず、

海沿いにある自宅に行く道はすいていたので

そのまま、自宅に到着した。



ご主人から、「早く貴重品を持ってこい」と言われたので、家の中に入り、

貴重品を二つくらい持ったところで

ドーッンと音がして、すぐに外に飛び出した。



外にはご主人と奥さんがまっていたが、

3人とも津波にのまれて、波の中をゴロゴロ転がった。



最初に、ご主人が波の中から上に浮き出て、

続いて、妹さんが波の中から上に浮き出たが、

奥さんはそのまま、浮き上がってこなかった。



妹さんとご主人は海で育ったので、

波には慣れていて水を飲むことはなかったが、

奥さんは海で育った人でなかったので、水を飲んでしっまったのかもしれない。



ご主人と妹さんは、ちょうど、アパートの作り付けの物干し竿につかまって、

波が引けてから地上に下りて、高台に逃げたとのこと。



それから、奥さんが乗ってきた車が

少し離れた所にキーを付けたまま止めてあったので、

車に乗って、お店のある魚屋まで来た。



ずぶ濡れだったので、

お店に行って、着替えを買おうとしたが、どこも閉まっていて

セブンイレブンで停電の中、懐中電灯で衣類を探して、買って来た。



その日は、

ご主人とお母さんと妹さんの三人でストーブで暖をとりながら一夜を明かした。



それからは、親戚の家でお世話になり、

原発の事故からは、また2ヶ月半避難して県外に行っていた。

と、妹さんが夢中で震災の時の様子をお話ししてくれました。



ご主人は、奥さんを亡くされたせいか、どことなく元気がありません。



妹さんは、そんなお兄さんを気遣うように

お兄さんを見ながら「お店に出ていないとどうにかなりそうだから」



けが一つなかったようで、「命拾いした」としか言いようがありませんでした。













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